日記

万年筆を買いました

2017年9月17日(日)台風がくるぞー 人生で初めて万年筆を買いました。意図しないタイミングでネットに流れてくるその紹介記事がわたしの深層心理に「万年筆」を積もらせていったのでしょうか、ある日の仕事中に急に字を書くことが楽しくなって、あ、今日万…

がんばって作った弁当なのに写真撮り忘れるなんてあるある

2017年9月5日(火)晴れ 遠足 こんな時間にというかもはや食後一時間くらいですでに腹がへってしまったのは夕飯が限りなく質素だったからで、夕飯が質素だったのはそれ以前の昼、朝、それから前日の夕飯までも唐揚げ~でちょっとしばらくお肉と油はいらない…

たとえば重い机をひきずったときのような

2017年8月7日(月) こちらは台風前前前夜 映画『君の名は。』観た。初見だったがあらすじはほとんど知っていて、だけど隕石衝突の場面は心にくるものがあり、町中にサイレンが鳴り響いて防災無線が繰り返されるさまは身近な災害を連想させた。たとえ犠牲者…

好きなアイスの味は

あるときから夫がbacknumberを聴きはじめ、茶の間のスピーカーからやたら未練がましい歌が流れてくるようになった。「ちょっと、なんでこんなもの聴くようになったのさ??」ひとの音楽の趣味にケチをつけるのはお行儀の悪いことだけど、わたしと彼のあいだ…

梅雨の暑い日、

彼女の背骨をそっと、取り出したかったのだが、その守りはなかなかに堅く、「おいおい、ちょっと血ィでちゃったよ」、外すのにはあんがい苦労した。「ほんとうはこんな事でちからを使いたくなかったんだけどさ」、無理やり引っ張ると背骨は勢いよく飛び出し…

タイトル無題

1.短歌はイラストレーションみたいだな、とは常々おもっていて、あー思い通りに絵が描けたらなーみたいな。 2.ところでケミカルブラザーズを聴きながらふと気づいたのは、 https://youtu.be/BC2dRkm8ATU 彼らの音の選び方は、わたしがもしも思い通りに絵を描…

タイトル無題

スマホを取り出して、0120、109、109、っと… 「はい、テングホットラインです」 もしもし、うちの子歯みがきしなくて困ってるんです、テングひとつお願いします。 「承りました。すぐに派遣いたします」 ガチャ。スマホを置く。ほらぁ、ちゃんと歯みがきしな…

ゴールデンウイーク20XX

思い思いの休みを過ごしもはや暇を持て余したわれわれはゴールデンウイーク最終日の夜に「運動部」を発足し、各自自家用車で運動公園に集合した。運動すること一時間、といっても1周1.5kmのウォーキングコースを2周したか3周したか、それではもの足りんとて…

あの角の本屋の桜まで満開だったら、泣いちまおうかと思ったのでした

2016年4月23日(日)晴れ 晴れているけど寒かった。先週のほうが暖かかった、絶対。 夫は家族のだれよりも早く体調を崩し、自分よりも体調の悪い者がいようものなら「おれも喉いたいかも…」といいながらいちはやく体温計を取り出し、測ると実際に38度近くの…

メタルのおっさん

2016年2月12日(日) くもり ずっと家にいたと思わせるようなくもりだった 拝啓 メタルのおっさん。おっさんは今年の仕事始めに顔を合わせたとき、「今年はメタル元年にしようね」といってにっこり笑った。わたしは、はい、ぜひ!と笑顔で返した、つもりだけ…

二歳女児に『魔女の宅急便』をみせるべきたった〇つの理由

2017年2月5日(日) 晴れのちくもり 春のような日差しの中でも田んぼの氷は融けないのでした 二歳女児に『魔女の宅急便』をみせるべきたった〇つの理由:「ラジオ」我が家にはラジオがない、ラジオを聴く文化もない。そもそもあまりラジオを聴いて生きてこなか…

続・タイトル無題

職員だと思っていたおっさんは受付を終えるとおもむろに袈裟を着て、5分くらいの小さいお経をあげますね、といった。いい声だったので多分本職で、副業で斎場の受付をしてるんだろう。和尚兼受付兼作業員。この斎場はおっさん一人で成り立っている。お経は出…

タイトル無題

実家のウサギが月に帰ったんだってさっき妹から連絡がきて、泣いた泣いた泣きました。そもそもは昼に母から第一報、給湯室で涙をやり過ごし、思い出されるウサギとの日々。でも彼女はわたしが実家を出てから飼われたウサギだから、実際目にしたエピソードと…

ウチの子が大変だったんです

2016年1月9日(月) 雨 新春祈祷にいく ウチの子が大変だったんです。 順番待ちで並んでいたところであっちに行きたいと駄々をこねたので、わたしは右手でウチの子の左手をギュッと繋いだんです。ウチの子が手を振りほどこうとした時にわたしの右手にはポキ…

クリスマスした

2016年12月24日(土) くもりときどき雪 これ以上寒くならないでほしい気持ち ノルマ達成した?と訊ねると、友人はとびきりの笑顔で「ウチだけで900本売った」と言った。さすがだねー、アンタから買いたいっていう人はいっぱいいるんじゃない?わたしがその一…

せんべい工場

2016年11月26日(土) 晴れ 河の風はつめたい 焼成前のせんべいの重みはいったいどれほどだというのか。その目盛りが10.00になるとそれまでコインゲームの要領で白糸の滝のように落ちていたせんべいは堰き止められ、せんべいを受け止めていた段ボール箱はロー…

日記

2016年11月22日 くもりときどき晴れときどき雨 タイヤ交換した 娘が夜寝る前におやすみを言う相手が増えたので、最近寝室に入るのに時間がかかるようになった。父親とネコとぬいぐるみ、それに加えて絵本数冊、ボール、牛乳ビン、ベビーカー、など。寝る前の…

iPhoneから送信

「おまえさん、いつまでこの舟に乗る気だい」 この人は顔をあわせるたびにこんなことを言う。 「この舟もすっかり古くなって、足も遅いし、なによりもう誰も乗せらんねくなっちまった。いい加減に次を考えといてくれよ。俺はもう何ヶ月も前からそう言ってん…

そんな夜だった

2016年9月7日(水) おおむね晴れ 夜になり気温が下がる 今日は集まりがあって終わったのは夜九時、そこから20分かけて上司を家まで送った。上司の家は山沿いにあり、街灯のほかには一つ信号があるだけの田んぼ道を緩やかに登っていく。ただでさえ方向感覚が…

色とりどりの風船のかけらが

2016年9月5日(月) 晴れてる! 水道のそばには色とりどりの風船のかけらが散らばっていて、あいつらまた来たんだな、と思った。 夏の始まり、というか夏休みの始まり、ここらの学校が一斉に夏休みに突入したその週末にポケモンゴーがリリースされて、ふだんよ…

餃子

「母さん、どうしたの?父さんの部屋」 キッチンに降りていくと母は餃子を包んでいるところだった。ボウルの中に挽肉とピーマンが見える。ピーマン入りの餃子は父の好物だった。 「どうってことないわよ。ただなんとなく、父さんがふらっと帰ってくる気がし…

夏のコインランドリーは

2016年8月14日(日)晴れ 陽射しは強いが風が涼しい 今日は娘と一緒に仙台の街をブラブラする予定だったのだけど、娘が風邪をひいてしまったのでわたしはコインランドリーに来ている。夏のコインランドリーは涼しく、なのにいつ来ても陽射しだけ強い。 お盆…

時をかける短歌

婚約のときの約束はたさんとゴキブリを手に封じ込めたり (康 哲虎/NHK短歌 2015年11月号) 2016年8月5日(土)晴れ 水まんじゅうを買う 去年の夏は乳飲み子と二人きりで夫の帰りを待つ生活が続いていて、その日なんとなく付けたテレビではNHK短歌が始まった…

プラスチックの卵焼きはプラスチックのたくあんに酷似していた

2016年7月18日(月) 朝のうち雨のちくもり もうすぐ満月 今日も今日とて不幸騒ぎで、わたしは喪服を着て線香の匂いの中にいながら、今まで世話になったことのある親戚や世話にならなかったけど人生でなにかしら接点のあった親戚のことなど考えていた。線香…

かみ

2016年7月13日(水) 晴れのち雨 このペーパーレスの時代にこんなもん客に送ったって紙代印刷代郵送料がもったいないだけっすよね、同僚の同意を得たわたしは正午になるやいなや千円札を握りしめて“たらこ”に向かった。たらこクリームスープパスタは163円だっ…

ななゆう

2016年7月7日(木) くもり時々雨 七夕 朝にテレビをつけたら「きらきらひかる~ おそらのほしよ~」のんきにきらきら星なんぞ歌っていて、七夕といったら「たなばたさらさら~ のきばにゆれる~」じゃんかよお、と思ったけれども正しくは「笹の葉さらさら」。…

はいおめでとう

2016年7月2日(土) くもり時々雨 晴れ女、仕事する 着いたときには鳥居の下に立つ二人が見えた。ぱらぱらと降っていた雨は上がり、置き土産のような湿度が存在感を増している。あたりまえだけど白無垢は初めてお目にかかったから、最初は別の人かと思ったよ。…

無題

2016年6月30日(木) くもりのち雨 うるおうお肌 赤ちゃんとはいい匂いの生き物だという思い込みから他人の赤ちゃんの頭の匂いを胸いっぱい吸い込んでみたら「くさっ!」ふつうにおっさん臭くてリアクションに困った。どうして、我が娘の頭なんて産まれて間も…

この6月は

2016年6月29日(水) 晴れ 蝉が鳴く この6月は人のしぬのが多かった。わたしは喪服を着たり仕事を休んだりしながら一方で世間はジューンブライド、ドレスを着たりお祝いを用意したり、そこでふと、平常心で過ごす週末とはどんなものだったか、おそるおそる散歩…

きょう扇風機出しました

2016年6月11日(土) 晴れ 窓を開ければ夜風が涼しく、 開いた窓から踏切の音が微かに聞こえるほどには都会に住んでいる。踏切の音がするとじっと耳をこらし、次第にやってくる電車のいななきを聞き漏らさないようにする。特急も貨物列車もいななきは同じ、た…