かみ

2016年7月13日(水) 晴れのち雨

このペーパーレスの時代にこんなもん客に送ったって紙代印刷代郵送料がもったいないだけっすよね、同僚の同意を得たわたしは正午になるやいなや千円札を握りしめて“たらこ”に向かった。たらこクリームスープパスタは163円だった。今日はどうしてもこれが食べたかった、というか、買いに来たかった。たらこを買ったお釣りのうち60円でネットプリントを利用する。配信中の短歌を1枚、プリントしてきました。
先日の七夕に初めて利用してから、わたしのなかでネットプリントがあつい。「七物語」は一日限定配信だったからふだん腰が重いわたしもついコンビニいやたらこに駆け込んでしまった。そこから弾みがついた。短歌を紙上で読むしっくり感、きれいなデザインをながめる楽しみ、タイムラインに流れてゆかず永遠に手許に残る安心感、配信に期間が設けられているから、読みたいなら今日たらこに駆け込むしかないという焦燥感、あと機械にお金を入れて1分近く待ってやっとゆっくり出てくる紙を手に取る瞬間とか、そういうのが楽しい。たらこに行くのは平日の昼休みと決まってるから、今日行こうか明日にしようか午前中のそわそわ感(おなかの減り具合とも相談する)、じっくり読むのを楽しみに午後の仕事をするわくわく感、それが仕事の励みになる(集中していない)。そんなわけで最近A4の紙が増えつつある。「趣味」として紙が増えるなんて思ってもみなかった、このペーパーレスの時代に。