きのう水族館へ行った。

2015年6月28日 くもりときどき雨 昨日よりもまた寒い、今日は長袖

水族館は老若男女で混みあっていた。地元の海を再現した水槽の前では後ろにいた男がアジがうまそうだとってもうまそうだと騒いでいて、見るとたしかに、小ぶりだけれど脂がのってピチピチおいしそうなやつが一匹、活きよく泳ぎ回っていた。海底ではホウボウが綺麗な羽を広げながら、前足をもぞもぞさせている。隣の水槽ではイワシが群れを成して泳ぐ姿が再現されている。ヒラメは身がふっくらしており、カレイを見ながら煮つけを連想した。大水槽で優雅に泳ぐのは鱈、これは冬に大層お世話になるのだけど、これだけ大きいとさぞかし多くの鱈汁ができるのではと思う。イシダイは小さい頃、まだ魚の味噌汁が上手に食べられなかった頃に、イシダイの味噌汁だけは身離れよく食べやすかったので好きだったことを覚えている。最近とんと食べてないな。

などなど、感想を胸に、今日は回転寿司屋に行った。店内を見回せば季節の握りに、アジ、タイ、ホウボウ、…昨日水族館で見た魚ばかりで、口に入れれば見てきたとおりの脂がのった味で、大層おいしかった。舌で味わう前に目で味わう!この、水族館からの回転寿司、の流れはとてもいい。高級料亭の生簀よりはリアリティを感じられる気がする(高級料亭で食べたことはない)。牧場でジンギスカンを食べるようなものだろうか。水族館は頻繁に行くものではないが、また訪れたときは次の日寿司を食べに行こうと思う。