「短歌の目」7月 投稿します

5回目の参加となります。いつもお世話になっております。

 

七月六日はサラダ記念日です、今日聴いていたラジオで特集していました。

そういえばそうだ、折角だから間に合わせようと思って、急いで考えたところです。

 

よろしくご覧ください。

 

 

tankanome.hateblo.jp

 

 

1.手帳
手に入れば幾度も読めり母子手帳産まれてからは開く間もなし

 

2.花火
ローソクの灯りを消してぼくの持つ花火のいのちをきみにうつして

3.虫
「わたしは」の「は」の字に虫が這っていてノート閉じれば彼もオシマイ

4.白
天たかく短冊結わう乳白の河の流れに棹させるよう


5.アイス
爺さんがカゴを浚って出す釣りを待つ間も惜しむ午後のアイス屋

 

6.プール
十七の処女が舞います明後日のプール開きの豪雨祈願で*1

7.すず
今更に夏合宿のスナップを見せられ背筋すずやかになる

8.アンタレス
かのひとにいぬかれるならわたくしのアンタレスすらさしだしましょう

 

9. 雷
骨抜きの覚悟を決めて雷の落下地点で雨やどりする


10.ぬばたまの【枕詞】
ぬばたまの夜の流れる草叢に蛍はわれをみつけられるか