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友人が帰郷した

2015年7月14日 晴れ 昼前からやっと風が出てくる、夕方からはくもり

エネルギーと問題意識を抱えて、友人が帰郷した。

出産ラッシュの周りを見渡して、自分も子どもが欲しいといっている。欲しいけれど、今住んでいる首都圏では到底産む気にならないし、育てていけないだろうといっている。妊娠中に満員電車を耐える自信がない、帰宅が深夜になる夫を待ちながら乳児の面倒を一人でみている自信がない、ベビーカーで電車に乗る自信がない、保育園の待機児童問題、再就職問題、……。田舎暮らしのわたしには他人事に思えることばかりながら、そうしたワーキングマザーの問題を間近で見ている彼女に話を聞けば世の中大変なことになっているんだなあと今更ながら実感したのは社会生活から遠い日常を送っているからか。そんなふうになんの心配もなく子育てをし、10月になれば育休が終わって職場に復帰するわたしを、あんたは恵まれているといっている。確かに彼女の話を聞いた後では、わたしはとても恵まれている、ように思う。でも、わたしは恵まれてこの有様なのか?いいや、わたしは自分がやりたいようにやった結果今のような生活をしているのだ(もちろん独りで築きあげたとは思っていないけど)。あとは気の持ちようだ。

それから彼女は、都会で働く女性はすごいよ、ともいっていた。皆が高学歴で、仕事もできて、あと美人だといっていた。おおすごい、わたしは頭の中に、いつかドラマで見たようなキャリアウーマンを描いた。そういうのが現実にひしめきあっているらしい。自分も勉強してキャリアアップしなきゃ生きていけないといっていた。そんなこという彼女に置いてけぼりにされるわたし、そんな感覚。これが、子育て中に感じられる社会からの疎外感、なのだろうか。でもわたしには向上心がないので、まあそれでもいいか、とそこで思考が停止してしまった。これも気の持ちようだと思う。

ところで、所沢市の保育園の退園問題、どう思う?と話を振ってみた。

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わたしなんかは赤子を見ながらこの上さらにもう一人の面倒なんて絶対ムリ、退園反対!と安直に考えてしまうのだが、やはり首都圏に住む彼女らしく、今まさに働きたくても働けない親のためには退園やむなし、との意見だった。子育てに関する様々な問題を聞かされた後では、それもそうだという気もする。ただ、そのあと彼女がいった「二人目産むのなんて自分たちの勝手じゃないの、だからちゃんと家で面倒見なさいよ」という言葉、おいそれは違うぞといいたい。あまりに急にいわれたもんだからとっさに返答できず、会話は流れてしまったけど。「子どもを産むのは自分たちの勝手」「好き勝手に子どもを作っておいて」なんて、反抗期の中学生が親にいうような考えが浸透してしまってはいけないと思う。二人目云々だけでなく、の話。あーこれ、ちゃんと伝えたかったな。けど理想論ではどうにもならないのも現実で、だから行政よしっかりしてくれ、という点で双方合意した。

いろいろ熱く語っておいて爽やかに別れられるところが、長年の付き合いの素敵な点である。