まるつけ

2015年7月15日 晴れ 前日よりは暑さ和らぐ

2015年7月16日 くもり おしめり程度の雨

昼寝をしながら唐突に思い出した。宿題のノートにひとつ大きくつけられた花マルと、添えられた「very good!」の文字と、ニコちゃんマーク。あれは小学何年生のときだっけ、担任は誰だっけ…と記憶を遡って、先生が宿題にマルをつけるときに使う“赤ペン”に思いを巡らす。

 

小学一年生は人生で初めての宿題だったから覚えている。十字リーダー入りでマスの大きなノートに「あいうえお」をびっしり書いて提出した。濃い鉛筆で力強く書いたせいで真っ黒になったノートに花マルをくれるとき、先生が使ったのは「ダーマトグラフ」の赤だった。

 芯が短くなったら紐をひいて、芯に巻きついている紙を剥がせばいい。この仕組みが不思議で、剥がれた巻紙をありがたく頂戴したこともあった。

三年生の時の担任もこれを使っていた。少々クセがある字で、毎回情熱的なコメントをくれた。

 

 小学生の頃の担任は他に三人いたが、彼らはサインペンを使用していた。

プラチナ 採点ぺん 赤 SN800C#75

プラチナ 採点ぺん 赤 SN800C#75

 

 どんなサインペンを使っていたか思い出したくて“マルつけ 赤ペン”で検索したらこれが出てきて、それを見た瞬間「ひとみ先生」が頭に浮かんだので、少なくともひとみ先生がこれを使っていたのは間違いない。

「very good!」とニコちゃんマークは二年生の時の五十嵐先生だ。赤というよりピンクのペンだった。日記にくれるコメントも、短いながらおもしろかった。クラスメイトとともに、コメントにつっこみをいれたりもした。

 

中学以降は宿題にマルをつけてもらう機会がなくなり、赤ペンは返却されたテストでしか見ることがなくなった。サインペン派、ボールペン派、赤鉛筆派、など先生の特徴によって使われる赤も様々だったが、ダーマトグラフで採点する先生はいなかったように思う。