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ドヴォルザーク「新世界より」第4楽章

2016年10月15日(土) 晴れ 今夜満月だった?

あれ、こんな時間にスクールバスが?

という時間にスクールバスが停まっていて、小学校の側に停まっていて、中からは楽器ケースやアコーディオンやを抱えた小学生が降りてきたからわたしには今日がどういう日なのかわかった。今日は市内の小学五年生が音楽ホールに集まって、学校ごとに合唱や合奏を披露する日だった。おお懐かしいな、わたしが小学五年生の時はドヴォルザーク新世界より」第4楽章を演奏したのだった。当時はこの曲が映画「ジョーズ」のテーマ曲に似ていると思った、と渡辺徹のラジオで言っていた、という情報を母から聞かされていた。それだけだった。

練習が進んだある日、一度だけ外部講師の指導があった。学年全体でホールに集められ、この曲の解説を受けた。「皆さん、「新世界より」の第2楽章は知ってるでしょう。♪遠き山に日は落ちて~、このメロディが、その後の第4楽章にも受け継がれているんですよ」。講師は傍らに持参したキーボードを置いて該当箇所を弾いたり、CDで第2楽章と第4楽章を交互に聴かせたりした。まじか!遠き山に日は落ちて、は放課後の末期に流れる音楽で、店でいうなら蛍の光だった。そんなまったりしたやつが、この「ジョーズの曲」のなかに組み込まれているなんて!意外!衝撃!

以前提示されたテーマが、その後に続く曲の中にも姿かたちを変えて、あえるいは変えないで、再現される、というのは(wiki先生に言わせれば「主題の回想」)、めっちゃいいよね!と今でも思う。本番が終わってもわたしはこの「新世界より」をおもしろいと思っていたし、演奏したことがある第4楽章はとくに細部まで憶えているから、よく聴いた。それで、赤子が産まれてからヒマしてたある日、ふとこの曲を聴かしてやりたくなった。我が子ながらモーツァルトを聴いてまろやかに育つのはちょっと違うと思ってたので(モーツァルトは好きだけども)、これを聴いてノリノリに育ってくれればいいなあ。くらいの心づもりで聴かせたのだけど、第1楽章から通しで聴いているうちに腕の中で眠ってしまった。ところで後日テレビを見ていたら、「産まれてくるベビーには「新世界より」を一番に聴かせてあげたいの。ようこそこの世界へって」と喋る女性が出てきたので、ああその考えイタダキ、と思ったのだった。

 


ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第4楽章 ヘルベルト フォン カラヤン指揮ベルリン・フィル

 

交響曲第9番 (ドヴォルザーク) - Wikipedia