ウチの子が大変だったんです

2016年1月9日(月) 雨 新春祈祷にいく

ウチの子が大変だったんです。

 

順番待ちで並んでいたところであっちに行きたいと駄々をこねたので、わたしは右手でウチの子の左手をギュッと繋いだんです。ウチの子が手を振りほどこうとした時にわたしの右手にはポキポキっという感触がありましたが、それはまあ日常茶飯事だったので気にせず握ってたんです、だって振りほどいて遠くに行ってしまうと大変ですから。そうしたらウチの子は「いたい!」と言って泣き出すじゃないですか。この段階でわたしは、あ、強く握りすぎちゃったかなって、もしかしてどこか痛くしたのかなって、ちょっと思いました。でもウチの子狼少年みたいなとこがあって、大袈裟に痛がってやろう、痛いって言えば手を離すだろう、そんな思惑にまんまと引っかかった過去もあって、わたしは握る力を緩めながらも、そんなにたいしたことはないだろうって思ってたんです。でもそれは間違いでした。

泣き出してしまったので気分転換にお茶でも飲ませようと差し出すと、右手は出すのに左手は出てきません。いつもは両手で持つのに、左手は?持たせようとすると、痛がって更に泣いてしまいます。このあたりで夫が、これちょっと変だぞと、わたしもおかしいと思っていたのが確信に変わったところだったので、ちょうど順番が回ってきたところだったのを離脱して、車に戻りました。

車に乗せてもベソをかいていましたが、左腕にはなるべく触れないようにして声をかけたり気を紛らわせたりすると、痛がる仕草は見せませんでした。まず考えたのが脱臼、もしくは最悪骨折したかも...。休日診療所に向かいながら同時に電話し、もしもし、ウチの子が肩か肘か手首を脱臼してしまったかもしれません、とたずねると、ちょうど午後から外科の先生が入っているから診せに来てくださいと。その前にとコンビニでパンやお水を買って与えました。食べさせるために身体を起したりすると痛がるものの、食欲は通常通りです。涙で水分を消費してしまったのかオシッコはしていませんでしたので、水分はしっかり与えました。

さて外科の先生ですが、状況を聞き、肩、肘、手首を触って、娘はもちろん嫌がって泣きましたが、うーんこれは脱臼とか骨折ではないですね、そうだったらもっと痛がるはずですからと。そうだったら触らなくても痛がって泣き止まないはずだし、ほら、左手でモノが持ててるでしょう。そう言ってウチの子にペンかなにかを持たせましたが、先生それって持ってるんじゃなく挟んでるっていうんじゃないのか。レントゲン室はすぐ隣にあるのにレントゲン撮ろうという話にもならず、まあ週明けには整形外科の先生に診せてくださいねと言われて終わりました。先生、あの、もしウチの子の肩か肘か手首がどうにかなってるんだとして、週明けまで待ったせいで後々まで手が不自由になってしまうとか、そういうことはありませんか?ほら見てくださいよ、手首のこのへんちょっと腫れてませんか??ーーけれども先生も看護師さんもまあ様子見てって言うし、待合室には他に大勢の患者が待機してるのもわかっていたので、われわれは診察室を後にしたのでした。

ウチの子は泣き疲れて眼も半開き、そうだいつもならお昼寝の時間だ、これも眠くてグズっているだけなのかもしれない。ゆっくりお昼寝して、起きたらすっかり良くなっていたら...、しかしゆっくりお昼寝から起きても状況は変わらず、左手は下げて動かさぬまま、触ると泣く、おやつは食べる、アンパンマンは観る、そんなかんじで夕飯時をむかえ、夕飯は片手じゃ食べづらかろうからアーンしてやろうというと自分で食べるからと断固拒否、いつも通りおかわりを要求し、スペシャルデザート(みかんゼリー)に気を良くし、そしてここで最大の難関がやってきた。

風呂。二人掛かりで服を脱がせ、もちろんその間は大泣きでしたが、洗い場では気を紛らわせれば大丈夫、左の手のひらから肘にかけても撫でるように洗うぶんには大丈夫、しかし左の脇の下を洗おうとすると痛がるのでした。結局はどこが痛いの?肩なの?肘なの?見た目ではわかりません、もう泣き叫んだまま洗い流し、勢いで身体を拭いて、勢いでパジャマを着せ、そのときまた「いたい!」と叫んでましたけども、勢いで髪を乾かし、リビングまで戻ってまいりました。

泣き止むまで赤ちゃんの頃のように抱っこし、痛くしてごめんね、痛くしてごめんね、明後日お医者さん行ったら治るからねと、そこで風呂から上がってきた夫がひとこと、あれ、左手治ってるんじゃね?娘を見れば、憑き物が落ちたかのように穏やかな(もしくはいつものなにか悪戯してやろうと企んだ)顔をしており、おそるおそる左手を触っても泣くことはなく、握れば握り返してくれ、嬉しくてわれわれはハイタッチをしたのでした。

今回は肩か肘か手首が脱臼しかけてたとして、パジャマを無理矢理着せたときにはまったんじゃないかという結論。脱臼はクセになるというから腕をムリにひっぱるのは気をつけようという教訓。でもイヤイヤ期が始まった娘をコントロールするのは大変だよねという共通見解。そんな仏滅の日曜日。翌日娘はソファから転げ落ちて頭をぶつけ、だからソファのうえでは立ち上がるなどいってるだろうがと言えば「なんで?」「どうして?」、つまりなぜなぜ期が始まったみたいで、もう知らんといったかんじです。