短歌の目7月 投稿します

締切の月末前に週末があるのはとってもありがたいことだと思います。

今月もよろしくご覧ください。

 

 

1. 透
脱ぎたてのサランラップを想うもう透明じゃないとうめいである

 

2. ホイップ
丸腰で行ってはならぬ肉の海、油の平野、ホイップの丘

 

3. 果
しべのないカサブランカを聞くことの結果としての夏の葬列

 

4. ペンギン
海の日の空 ペンギンの描かれたシートは砂を蹴ってどこかへ

 

5. 短夜
短夜に牌をならべて言うことにゃ「親父は鳥を絞めて断ヤオ

 

テーマ詠「あつい」

気化熱をなかったことにして姉は夕立ちとなる土用の坂道