ウチの子が大変だったんです(肘内障ふたたび)

2017年10月10日(火) 雨 すこしさむくなかった

こんなときのために記録しといてよかったと思ったよね。

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ウチの子が9ヶ月ぶり2回目の肘内障になりました。肘内障とは肘の靭帯が骨から外れかけている状態をいうらしい。小さい子どもは骨が未熟だからなりやすいとのこと。

西松屋のおもちゃコーナーから離れらんなくなったので腕をひいたそのとき、子どもは反射的に腰を落としたので、反動が大きかったみたいです。そのはずみで外れたみたいです。わたしは隣の陳列棚で子ども服を物色中、夫と娘の揉める声がして、「そろそろ帰ろう」「やだー」「帰ろう」「やだーあっいたい!今いたかった!」それでも痛いという声のわりに大泣きとかそういうのはなかったので、わたしはわりと優雅に現場に出向き、もうすぐ帰るから先に車に戻っててね、と声をかけたところで夫がコレまた腕やらかしちゃったんじゃない?というのでくだんの左腕をもってゆっくり動かそうとしてみるとやだやだ痛いというのでいそいで近所の整形外科に赴いた。待ち合いの間は腕を力なく降ろしていて、けれども触れなければどうということはないようす。先生はその状態ですぐに肘内障と見抜き、しかしセオリー通りにはめようとすると娘は泣き喚いて抵抗し、「もうハマったんじゃないかな、ほらこれ持てるかな」とアンパンマンを差し出されても痛いといって握ろうとせず、先生は「こりゃ肘が抜けて痛かった時の記憶があるから恐怖で動かせなくなっちゃってるんですよね、家に着くころにはなんでもなかったように動かせるようになるでしょ」とおっしゃったのでコンビニ弁当を買って帰宅した。

ところが帰宅してからも娘の腕は治らずに、触れよう動かそうとすると痛いからやめてというので、これ治ってないんじゃないかという雰囲気が濃厚になった。左腕をかばいつつ、片手であそぶ姿は健気であった。夜飯も親が食べさせてやるというに、なんとしても一人で食べるとスプーン片手に上手に食べる姿は健気であった。前回は入浴時の着替えで運よく治ったのだったが、今回はそれでも治らなかった。けれども前回よりは泣いたりしなかった。泣くのはほんとうに痛かったときだけ。そのまま就寝したのだけど、ふだん寝相のわるい娘だから夢うつつに痛いいたいと声をあげるのでかわいそうだった。

翌朝いちばんで休日診療を受診した。医学的知識皆無のため前回は“外科医”にアタリをつけて行ったのだけど、今回は“小児科医”の受診のタイミングで突撃した。小児科のせんせいは肘内障とみるやセオリー通りの施術にかかり、そしてあっというまに治してしまった。「ハイ治りましたもう治りました、これ持てるかな?」差し出したぬいぐるみを娘は最初右手で受け取り、おそるおそる左手に持ち替えて、そうするとせんせいのほかに奥から四人くらいスタッフの方が出てきてみんなで拍手をしてくれた。「抜けやすくなりますから、強くひっぱったりしないでくださいね」。まあ腕をひっぱらずになんとかなるものならそうしたいんですけどね。でもきをつけます。