うらごした

2015年6月29日 晴れ 日差しはあるが気温は低い

離乳食を作るに当たって初めて、裏漉しなる作業を行った。はじめは家にある器具で済ませようと思い、アクすくいとスプーンで試みた。しかしうまくいかないうえに量も増えてきたので、いよいよ裏漉し器を導入した、のがこの間の話。大きめの裏漉し器は家にある茶碗にかぶせるとぴったりで、とても使いやすいと思った。このときはスプーンではなくすりこぎを使って、すりつぶすように裏漉した。
きょうになって突然思い出した、そういえば裏漉しって、木べらを使うのでは…?和菓子職人なんかがやっているのを見たことある気がする。そこでわたしは木べらを手にし、裏漉しを試みた。するとどうでしょう、今までよりいっそう簡単に、おもしろいほどきれいに早く、裏漉しができてゆく。昨日人参の裏漉しが思うようにいかず、中途半端に固いまま娘に食べさせようとして夫に怒られた、その時に気付いていればよかった。夢中で白米をつぶして、裏漉し器の裏には雀がついばんだ禁断の糊みたいなおかゆが(ていうかほぼ糊が)ぼってりとくっついていた。
それを見て我に返ったのだが、娘の離乳食は次のステップに進み、ここまでペースト状にしなくてよくなったのだ。次こそすりこぎですりつぶす段階だ。木べらでの裏漉しにストレス解消のはけ口を見出したところだったので、残念である。せっかくだから和菓子でも作ろうか、栗きんとんでも。