RRRに夢中になった五月が六月が終わり気づけば七月も半ば

2023年7月10日(月)くもりときどき雨 湿度

映画『RRR』に出会ってはまった五月がもうすぐ終わろとしている。あっという間だった。ゴールデンウィークのおわりに初めて観に行って、ところが初見ではピンとこなかった。ただただ画面の迫力が凄すぎて、ずっと半笑いで観ていた。アクションシーンの途中で、(あ、いま自分は笑いながら観ているな)と自覚する瞬間があった。観終わって、一緒に行った夫とはただただ「すごいね…すごかったね…」つって、映画の間子どもらを預かってもらってた母にも「すごかったよ…」つって、一体なにがすごかったのか、場面場面を反芻し、SNSなど巡回して、周囲の何人かにも「すごかった」と言ってまわっているうちに、もう一度観たい!の熱が高まり、翌週2回目を観に行った。なにがすごかったんでしょう、やっぱりアクションですかね、テンポよく爽快感があった。音楽と絵が合ってるのも気持ちよかった。歌やダンスばかりか、劇伴でさえもが映像にピッタリはまって、まるでミュージックビデオのようだった。ストーリーもわかりやすくて、普段映像作品をあまり観ないわたしのような者でもなんらストレスなくすんなり理解することができた。そう、普段は映画どころかドラマさえほとんどみないわたしのような者でも…。そんなわたしが、これは観れるかぎりは映画館で観るべき作品だな、と思って、その翌週3回目を観に行った。一週間にいちどは観に行っているのだ、上映時間3時間の映画を!!チケット代は惜しくないが、わずか一ヶ月で9時間を映画鑑賞に捧げたとなると(夫も別日に3回目を観に行っている。夫婦二人で18時間となると)これはちょっと行き過ぎかなと思えてきて、子どもらはどう思ってんのかな…とちょっと不安になったので4回目も観に行きたいという気持ちを今ちょっと我慢している。子どもらは、「また観に行くの?いいな〜」と言って送り出してくれる。「夜ごはん一緒に食べたかったなー」とはいうけど、それはごめん。しかしもしこれが「週イチで飲み会に」だったらわたしはすごく罪悪感を覚えてしまうので、飲み会でないとはいえ、あまり頻繁に夜に出掛けるのはよくないよな、と思ってはいるんです。

映画『RRR』にはまった六月もとっくに過ぎ去った。六月は二週間おきに2回ほど観に行った。鑑賞回数は5回になった。合計15時間も同じ映画を!と呆れられることもあり、また、「そんなに面白いなら観に行ってみようかな」と言ってくれる人もいた。観に行った人はもれなく食い気味に「面白かった」と感想をくれた。「面白かった」ばかりでなく熱き想いも語ってくれるので嬉しかった。

RRRをきっかけに、インドの歴史や文化に興味を持つことができた。インターネットを通じて断片的な知識が増え、次に得た知識とそれが結びつくのが楽しかった。インドで使われている言語のうち、「テルグ語」を「テルグ語」として聴き取ることができるようになった(意味はわからんけど)。様々な言語で書かれている文字の中から「テルグ語」はこれだとわかるようになった(意味はわからんけど)。俳優の顔と名前を見分けられるようになった。何人かの著名な映画監督と音楽家、それらの作品を覚えた。それで今は他のインド映画作品も鑑賞し、好きだな、と思っているところ。