有給休暇の午後に

2015年11月18日 くもりときどき雨 あったか~い

有給休暇の午後は娘も預けていて、完全なる一人の時間だった。娘が産まれてからというもの完全なる一人の時間は大変貴重で、だから楽しみにしていたのだけど、結局は家のことをして終わった。休みの日まで家のことで働くなんて社畜ならぬ家畜じゃんもーもー、なんちて。
具体的には、玄関周りの掃除、草むしり、夏野菜の後片づけ(今更!しかしトマトは青かった)、そして初めて寄せ植えなるものを試みて、まあうまくいったので玄関に飾った。洗濯機を回して何枚かのシーツを洗い、今日の天気で乾くわけはないから近所のコインランドリーへ持って行って乾燥機にかけ洗濯を完成させる。わたしはお嬢様育ちなのでコインランドリーへはきょう初めて行きました。使い方がわからず見様見真似で操作するも結局うまくいかず、常連の風体のおっさんに教えを乞う。おっさんの指導により何枚かのシーツはたった400円で真夏の太陽が乾かしたかのようにホカホカフワフワになり、わたしは嬉しくなって誰もいない駐車場でシーツに顔をうずめ洗いたての匂いを堪能しようとした、が、駐車場は近くのスーパーがメンチカツを揚げる排気ダクトの臭いが充満しており、洗いたての匂いを嗅ぐ間もなく洗濯物はおろか車の中までも一気に油臭くなってしまったのだった。コインランドリーで洗濯を待つ間にスーパーで買い物できるからこの立地は素晴らしかろうと考えたやつは、排気ダクトの位置までも考えるべきだった!その間に家では布団に乾燥機をかけていて、ここしばらく干していなかった布団もフワフワホカホカになっていた。布団乾燥機を片付けるとすかさず猫がやってきて、洗いたてのシーツをかければそこに居座ってしばらくは動かなかった。そんな日記。

 

あと最近の教育テレビについて書く。

朝起きるとまず教育テレビをつけて、娘をその前に設置する。娘は見ていないようでいて、はなかっぱのオープニングが流れるとバネのように弾んでリズムをとるからその間にこちらの支度を進めている。そういうわけでなんとなく見るはなかっぱはおもしろい。はなかっぱのくちばしの部分がニコちゃんに見えて、これが本体なんじゃないかと思っている。で、先日放送された「感動しすぎ!」回で初めて“わか蘭”が咲いたのを見て、感動した。“わか蘭”て永遠に咲くことのない幻の花なのかと思っていたけど稀によく咲くようで、ストーリーは割とあっさり終わった。次も見れるかもと思うと見続ける楽しみができた。

はなかっぱの10分後にはフックブックローが始まり、わたしは最近、谷本賢一郎さん演じる平積傑作さんに心を奪われている。なんといっても声がいい、あと雰囲気の優しいこと。ハッチポッチステーショングッチ裕三にはない包容力を感じる(グッチ裕三といえばこの夏好きになったんだった)。じいさん、孫娘、浪人生の兄弟、長生きの猫、というどこか危なっかしいパペット達の中に一人だけ混じった人間という世界観が、彼を儚く孤独な存在に仕立て上げているのか。いないのか。わからないけど「一歩引いて」いるように感じる(グッチ裕三のグイグイ感はない)。そんな歌声に送り出されて会社へ行くんだぜ。

あとオフロスキーもすき。