コップ、プラスチックの、緑色の、

2016年3月11日 雪 この日はいつも雪が降る

先輩の息子は小学生でクラスの人気者でいて、学校から帰ってくると今日はどんな活躍をしたかいかに面白いことをして笑いをとったか毎日報告してくるんだと喋る先輩も職場の人気者だった。クラスに必ず一人はいた人気者の男の子、が出来上がるまでの仕組みを今になって理解している。
女子小学生はませているといえどもわたしはぼやっとしているほうで、熱心に好きになる男の子というのはなかなかみつけられなかった。それでもなんとなく、クラスで人気者の成澤くんが好きかな~面白いし、などという一般的女子の嗜みはあって、ただし熱心に想いを寄せていたわけではない。わたしはぼやっとしていたから用もないのに声をかけられるはずもなかった。
学校では給食の後にぶくぶくうがいの時間が設けられていて、各々がうがいコップを持ち込み、普段は教室の後ろの棚にしまってある。わたしのコップはけろけろけろっぴで、彼のコップはみんなのたあ坊だった。ある日の昼休み、彼のうがいコップとわたしのうがいコップが綺麗にスタッキングできることに誰かが気づいて、それを気に入った彼はしばらくの間それで遊ぶようになった。今となればいかにも小学生らしいくだらなさ、しかしわたしはそれが嬉しくて、意識して声をかけたのはそのときが最初で最後だったかもしれない。しばらくすると彼はその遊びに飽きた。
先日実家の洗面所にけろけろけろっぴのコップを見つけ、中を覗いてみたら母親の入れ歯が沈んでいたのでわたしの気分もいくらか沈んだ。

ゆきてかえりし

2016年3月5日 晴れ 晴れ 晴れ

先週は天気が悪かったので買い物くらいしかすることがなく、しまむらで娘のウインドブレーカーを買った。本当はアノラックがほしかった。友人は自分の娘のアノラックをシーズンの終わりに安く購入して2年くらい着回し、いや今年も着ていたから3年だったか、季節めぐるたびにいかに安く買ったかということを自慢していて、わたしも子供が生まれたらぜひそうしてやりたいと思っていたのだけど先週のしまむらではすでにめぼしいものは売れてしまっていて、いいさ来シーズンのはじめに買ってやろう、このくらいの出費がなんぼのもんじゃいと思いながら下唇を噛んだ。アノラックをアノラックと呼ぶとき、ベストをチョッキと言ってしまったときのような、ハイネックをタートルネックと言ってしまったときのような、スエットをトレーナーと言ってしまったときのような時代遅れのセンスを感じるのだけど、それ以外の呼び名をわたしは知らない。(あ、スノーウェア…)
しまむらのウインドブレーカーと西松屋のブーツ、これで準備は終わりだった。いつもなら抱っこで玄関まで来る娘は今日自分の足で歩き、いっちょまえに上がり框に腰掛けて大人しくブーツを履かされている。そして一歩を踏み出す。玄関のたたきは想像以上に硬く、安くてぶかぶかのブーツの中で娘の足がぐにゃぐにゃ動いているのがわかった。
玄関のドアを開けたとき、娘はいったいどんな顔をしていたんだろう?初めて歩き出す外の世界に、等身大の目線に、期待に胸を膨らませていたのだろうか?傘立てや灯油缶や猫ゲートやそういうものから娘の興味をそらすのに精一杯で、わたしは娘の顔をしっかりと観察することができなかった。それでもドアを一歩出た瞬間に見つけた寄せ植えの鉢の、もはや枯れかかったゴールドクレスト、去年の11月からなんとか生き延びてくれたやつ、を指さして声をあげたときには、これが彼女の目線なのだと非常に新鮮に感じた。
コンクリートは硬かった。砂利は歩き辛かった。坂道も歩き辛かった。土も歩き辛かった。それでも無事に、行って帰ってきた。

短歌の目2月 投稿します

やっとやっと第0回企画に追いついた。
わたしの参加は第1回からだったので、この第0回企画にもいつかは投稿したいとずっと思っていたのだった。
12月に短歌の目第一期が終了してからももやもやと短歌のことを考え続けて早2ヶ月、一年前の2月に行われたこの企画はやはり2月中に投稿できるようにがんばろーと思って詠みました。
よろしくご覧ください。


tankanome.hateblo.jp


1.白

明日ここに工場が建つこの種をはらに残して白鳥よ翔べ


2.チョコ

誰とでもうまく付き合う奴だった チョコの天麩羅 チョコの漬物


3.雪

ためらいのラジオ電波を記憶してトンネル出口でまって綿雪


4.あなた

あなたって寝た子も起こすピアニシモ 八分ちょっと前のささやき


5.板

偉大なる樹を切り刻み幾万のかまぼこ板にしてやったわけ


6.瓜

遮断機が降りるしぐさで瓜を割りそれぞれになる それぞれにゆく


7.外

( おんも )ではあるきはじめたみいちゃんが追儺の鬼に倣う舟歌


8.夜

真夜中に右脚ばかり洗いをり排水溝に人魚姫ども


9.おでん

おにぎりのフットワークに憧れるおでん 昨日のおでん おいしい


10.卒業

安眠は卒業しろと宣いて夢に割り込む十徳ナイフ


短歌の目に毎月参加するうちに、「いま見えるもの」に心を動かされたら詠みこもう、という思考が身につき、だから自分の短歌を辿っていくとその時々の日記代わりになっていたりして面白い。あと短歌の目は締め切りがあって、どうしたって10日以内で詠まないといけないから頭の回転が速くなる、気がする。今回は2月の頭から考え始めたのに、結局まる1ヶ月かかってしまった。間に合ってよかった。

無題

2016年2月27日 晴れのち雨 風邪ひいた


「検査が終わったわ。目を開けていいわよ」

低くはっきりとした女性の声にゆっくり目を開けると、緑色の天井が見えた。視界の端には白い蛍光灯。頭を動かすと緑色の壁があり、自分がベッドに横たわっているのが確認できた。声が聞こえた左側を向けば、背筋をぴんと伸ばした白衣の女性が枕元の椅子に座ってこちらを見ている。
「検査の結果を報告するわ。あなたには“Kの遺伝子”が組み込まれている。さすが、あのお方の子だわ」
手にした電子パッドに顔の半分は隠された女性の、液晶モニタに照らされた目元は若々しく、髪と眉は茶色に染められていた。長い髪は後ろで綺麗な一本に束ね、キリリとした眉は短い前髪の下で微動だにしない。
「Kの遺伝子…」
呟いた自分の声が、いつもと違う声に聞こえる。この女性がいうあのお方とはきっとわたしの父親のことだろう。嫌いで嫌いで仕方がなかった父親、忌まわしき“Kの遺伝子”に取り憑かれ振り回され、ある時は人が変わったように苛立ちを露わにし、またある時は魂が抜けたように虚ろな目をしていた父親。それと同じものが、わたしの中にも組み込まれていたなんて。知らずのうちに涙が溢れてきて、止まらない。
「大丈夫、心配しないで」
女性の声も、どこか遠くに聞こえた。
「あのお方も、そのお父様も、そのまたお父様も…、みんな通ってきた道よ。あなたにも克服できる。わたしたちも万全のサポートをするわ」
「みんなって、オトコばかりじゃない…」
わたしは鼻をすすり上げながら、弱々しく抗議した。
「それは……、」少し柔らかくなった女性の声。「そうね。あなたのお母様は、北国のご出身だったかしら」
そう、わたしの母親は、東北の山村に住む木こりの娘だった。彼女が生まれ育った山や里に、幼い頃のわたしはよく遊びに行ったものだ。春は山菜、夏は蛍、秋のアケビ、冬のスキーと、一日中山に囲まれて過ごした。父親があの“Kの遺伝子”に狂い出すまでは…。
「今のあなたが“Kの遺伝子”に苦しむのは、あなたのご両親が出逢ってしまった罪への罰ともいえるわ。これはあなたの 運命( さだめ )。でもあなたのお母様を、そしてお父様を許してあげて頂戴。あなたならきっと、大丈夫だから」
女性が電子パッドを下げたので、わたしははじめて、その顔の全貌を見ることができた。どこかで会ったことがあるような。口元には優しい笑みを浮かべている。
「いいこと、あなたにキャンディをあげるわ。もし“Kの遺伝子”に負けてしまいそうになったらこれを口に含みなさい。そして思い出すの、わたしたちはいつでもあなたを見守っているってこと」
女性の示した電子パッドに、見たこともないキャンディの瓶が表示されている。
「さあ、そろそろ時間ね。次に会うときは──」
その続きを、わたしは聞くことができなかった。突然の発作がわたしを襲い、制御できなくなった口からは──

「ヘ、ヘ、ヘックシュン」
「ヘックシュン」
「クシュン」

三つくしゃみをして、気がつくとわたしは薬局の待合室にいた。
「52番の方、窓口へどうぞ」
呼ばれて薬を取りに行く。
「山口さん、花粉症のお薬ですね。点眼薬、点鼻薬、飲み薬が出ています」
説明する薬剤師は若い男性で、ネームプレートには責任者と記されていた。細身の白衣に黒縁めがねが似合っている。
「花粉症は初めてなんだってね、お大事に。では隣で会計をお願いします」
会計窓口へ移動し財布を取り出す。そしておや、と思う。レジを叩く女性は白衣を着て背筋をぴんと伸ばし、さっきの女性に似ていて、……あの出来事は、夢?
「お会計は3,500円でございます」
低くてはっきりとした声も聞き覚えがある。けれどもわたしは、それどころではなかった。
「ヘックシュン、ヘックシュン。ずびばぜん」
今になってくしゃみが止まらなくなってしまった。鼻水も涙も滝のように出てくる。早く薬を飲まなければ。
「お大事になさってくださいね。よろしければこの飴、試供品ですけど、どうぞ」
お釣りと一緒に差し出された飴の包みまで見覚えがあるような、だけどわたしは頷くのが精一杯で、お釣りと飴とを右手に、左手で鼻を押さえながら、薬局を後にしたのだった。

春の海、というタイトルは正月くさい

2016年2月11日 晴れ 明日も晴れ

とりわけ春に関しては海の向こうからやってくる気がして、海を見に行く。

10月に異動する前は海の近くの支店に勤めていた。海からの強風が雪を吹き飛ばし、また海水は冬の気温より高いせいもあって、自宅から支店に近づくにつれて雪が少なくなっていくのがよろしかった(今は山のふもとの支店なもんだから、職場に近づくにつれて雪が多くなるのがよろしくない)。それに海の向こうの風はにっくき黄砂を運んでくる。それで海といえば春の始まりというイメージがある。

久しぶりの砂浜に雪のかけらは微塵もなく、ブーツで踏むのが申し訳ないくらい「ふつう」だった。娘と一緒に車を降りて海風に当たる。寒いけど寒くない、海が寒くないのなんてこのあたりじゃ真夏くらいのものだもの、これも「ふつう」。そして去年のことを思い出す、去年は娘に生まれて初めての海を見せたくて、毛布でぐるぐるに包んでこの春の海にやってきた、しかし去年の春の海は思ったよりも冬の海で、早々に引き上げたのだった……。それが今年はどうだ、娘は海を指さして嗚呼と言い、カメラを指さして嗚呼と言い、カメラを持って燥ぐおっさんを指さして無言だった。夕日に向かってカラスが飛び、カラスさんもおうちに帰るから我々も帰ろう、そのようにして海を後にしたのだった。

夕焼けの中に飛行機雲がひとつ、ふたつ、みっつ…と数えていけば、全部で5本あった。そのどれもが短い尾をひいて、明日の天気は晴れだといっている。帰宅前に寄ったスーパーの駐車場の電線に引っかかるように薄い三日月、そして電線という電線にとまったカラス。カラスさんのおうちは近所であったか。近所のスーパーの電線であったか。近くを電車が通ると大騒ぎして電線を離れ、静かになると戻ってくる。電車が一時間に一本しかない田舎でよかったな。スーパーでは春の新生活フェアをしていて、フライパンやら掃除機やら洗濯機やらが並び、新人さんみたいなバイトが教えられながらレジをしていた。会計が思ったよりも高かったのでレシートを見直せば特に間違いもなく、わたしが計算違いをしていただけだった。地元の和菓子屋さんのチョコレートを買って帰った。

 

思い出したので追記。


井上宗孝とシャープ・ファイブ 「春の海」

寝かしつけの傍らこの曲を見つけて、すごいかっこいいと思ったのだった、忘れないようにここに貼っておく。これをアコースティックギターで弾くことはできる?

旧暦の正月は立春のころだと思えば、春の海というのは今日という日にぴったりの選曲だった。

好きな季節があるということは日々の暮らしを豊かに以下略

2016年2月7日 晴れときどき雪 せっかく天気が良かったのに一日中家の中にいてしまった後悔

きょう自覚した、わたしは春という季節が好きだ。春そのものというよりは、冬から春に向かって徐々に解放されていくこの感じ、が好きだ。いったいなにから解放されるのか、一例を申し上げますと、日の出は早く日の入りは遅くなる。起きたときにもう部屋の中が明るい喜び、仕事帰りの空がまだ明るい喜び、夕焼けだって見ることができる(こともある)。それから寒すぎる寒さに身を竦めることが少なくなって、ちょっとした外出ならコート無しでもぜんぜん行ける(こともある)。暴力的暴風が少なくなって、風は「そよそよ」という効果音にかわる(こともある)。雪から雨にかわる(こともある)。朝雪かきをする必要がなくなる(こともある)、ばかりか、雨が雪解けを促進する。土が見えると肥やしのにおいが漂いはじめる(くさい)。そういう春の気配を、少しずつ、ほんとうに少しずつ感じられる、この2月が好きだ。
暦の上ではもう春ですがまだまだ寒いが続きますとはよく聞く言葉だけど、今年の立春はちゃんと機能していると思う。そもそも今年は寒の入りから真面目に機能していて、それまで冬じゃないみたいに雪が降らなかったこのあたりもしっかりと冷えた。ちなみに冬至はあまり真面目に機能しなかった。寒さの底からの脱出はわくわくする。三寒四温、時に寒に戻ったかのように冷えることもあるけれど、焦らしプレイだと思って待つこともできる。そんなふうに2月の頭っから少しずつ迎える春だもの、ふいに桜が咲いたら気持ちがどこかに行ってしまうのもわかる。だから春に変質者が増えるというのもわかる、わかるよ。
つまり、数年前からなんとなく春、春ってそわそわすると思っていたけれど、その始まりは2月の立春だった。わたしの好きな季節は晩冬そして春、それを自覚する。明日から、いや「今日からわたしの好きな季節!」それならちょっとはうきうきしようかな、という気にもなる。うきうき。日常が豊かになるってこういうことかもしれない。

今日の「世界一受けたい授業」は絵本についてだった、だから

2016年2月6日 雪 のわりに寒くない

娘の読書記録をつけてみる。

現在1歳2ヶ月の娘が持っている絵本の数は9冊と少し。多いか少ないかわからない、多い人に比べたら少ないんじゃないかと思う。今のところ誕生日やクリスマスで買った/もらったものばかりで、ふらっと立ち寄った書店でおもしろそうなのを見つけたから買った、とか、どうしてもこれを読んでやりたいから買った、というのはない。平日預かってもらっている実家にもそれなりの絵本はあるから、絵本に触れる機会としては少なくはないと思いたい。

 
いないいないばあ
いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

 

 出産祝いとして、お義母さんと甥くんが一緒に選んでくれたのでした。帯に「4ヶ月の赤子でも笑う」「読み始めると遠くからでも這ってくる」と煽り文句が書いてあったので読み聞かせてみるも、案の定無反応だった。けれどもしつこく読み続けると気を利かせてリアクションを取ってくれるようになり、「いないいない」から「ばあ」のページを自分でめくるようになったり、最初に登場するネコを気に入るようになったりとおもしろい。ネコはいまだにお気に入りでくしゃくしゃになっている。

 

じゃあじゃあびりびり
じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)

じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)

 

 子育て支援で市が無料配布するいくつかの絵本のうち、これを選んでもらってきた。この本の魅力はなんといっても丈夫なこと。舐めまわし振り回す時期に割と頻繁に活躍した。ただし擬音の魅力は伝わらなかった模様。最後から2ページ目の白ネコを愛でている。

 

コロちゃんはどこ?
コロちゃんはどこ? (児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)

コロちゃんはどこ? (児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)

 

去年のクリスマスにもらう。犬のおかあさんが子犬を探すためにタンスや扉やフタを開ける仕掛けになっている。娘は仕掛け絵本が好きらしい、タンスや扉やフタを開け閉めして楽しんでいるが、最近は専ら仕掛けを壊す作業にご執心。

 

おめんです2
おめんです2 (あっ!とおどろくしかけえほん)
 

クリスマスにもらう。 これも仕掛け絵本で、お面をつけたり外したりして楽しめる。ぴかぴか たいようのおめん つけてるの だあれ? がお気に入り。

 

ノンタン もぐもぐもぐ
ノンタン もぐもぐもぐ (赤ちゃん版ノンタン)

ノンタン もぐもぐもぐ (赤ちゃん版ノンタン)

 

 誕生日にもらう。「もぐもぐ」という言葉に反応して口を動かしているが、実際の食事ではしっかりよく噛んでいるかといえばそういうわけでもない。まだ内容を理解していない様子、次々にページをめくって終わらせてしまう。

 
はじめまして
どうぶつ絵本 はじめまして

どうぶつ絵本 はじめまして

 

 誕生日にもらう。赤ちゃんが認識しやすいという白と黒で構成されていて、あと各ページに穴が開いていて、動物が描かれている。丈夫な厚紙で作られていて破れる心配はないけれど、赤ちゃんには重いのではないかと思う、指を挟まれて大泣きしていた(笑った)。

 
ももたろう
ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

 

 誕生日にお義母さんにもらう。描かれるももたろうの様子はなんとなく娘に似ている。かいつまんで要点を読んでいるのだけど、今のところ犬がきび団子をもらうところまでしか進めない。ヒトをヒトと、犬を犬と認識していない模様。桃はおいしそうに食べる。

 
しろくまのパンツ
しろくまのパンツ

しろくまのパンツ

 

 誕生日にもらう。各ページ仕掛けがあるけどあまり食いついていない、だけどイラストがきれい、かわいい。絵だけ見せてもいいかもな。

 
かけぶとんさん しきぶとんさん まくらさん

 わたしの誕生日に夫がくれた。絵がシンプル、色がはっきりしていて、布団にも顔がついているので、最近になって娘が楽しく見ている。

 

以上9冊。一通りを毎日2回は読むので、ほとんどを覚えてしまった。娘にも暗記するくらい読んでもらいたい、そしたら次の絵本を買ってくる、というシステムでどうかしら?