3月の題詠短歌10首

 初参加します!

 
3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」

 前回の企画がとても楽しそうだったけど、創作は初めてで躊躇してしまいました。

今回は参加させていただきます。よろしくお願いします。

 

 

 

1.雛

子が立ちて後に残りし親おもう 七段飾りの雛のゆくえと

 

2.苺

「わたしBerryz工房好きなんです」 給湯室でイチゴつまみつつ

 

3.夕

朝食べて 掃除洗濯 昼食べて 夕餉の支度 主婦の一日

 

4.ひとり言

君たちがそばにいるから ひとり言言ってるようでそうじゃないのよ

 

5.揺らぎ

 如月はストーブ越しに揺らぎ見る 弥生にはいれば春の陽炎

 

6.羊

 義理の母 元気抜群到着す 美容にいいの、と羊羹片手に

 

7.線

建前があるけど本音も見えてるでしょう 打消線の下にある文字

 

8.バク

 ぼくの夢もし怖かったら誰が食めばいいの、とバクは思うのでした

 

9.年度末

毎日が日曜だから ねんどまつ?そんなんシラネ ただ帰宅待つ

 

10.信号

昨日まで信号だった君の音 呼吸、脈動、声が聞こえる