冷たい風がふく、晴れた日の夕方のことでした

2021年6月21日(月)冷たい風がふく、晴れた日の夕方のことでした

今日は昼のうちに夕飯を作り終えることができたので、夕方、子らと公園へ散歩に行く。頭上で鳥たちの鳴く声がして、見上げるとスズメくらいの小鳥の群れが一羽のカラスを追いかけ回していた。カラスは群れから離れて家の屋根の上にとまったが、小鳥はカラスの近くを行きつ戻りつしながらずっと鳴いている。よく見たらカラスのやつ、一羽の小鳥を咥えているのであった…!「げえ、スズメの赤ちゃん、カラスに食べられちゃったよ」子と一緒に屋根を見上げていると、その家からじいさんが出てきて、あれはモズだな、と言った。かわいそうに、モズの父さんモズの母さんが何度も助けに行くが、カラスはお構いなしに獲物のはらにくちばしを突き立て、食事を楽しんでいるようだった。モズの羽根が、じいさんの家の屋根の隅で舞っているのが見えた。わたしはベビーカーを引き寄せ、中にいるあかのお腹にしっかりと毛布を巻きつけた。カラスって鳥のこと食べるんだ…。こんなにも人間の生活に近いところで見てしまったのがショックだった。そういえば隣の家の軒先にツバメが巣を作ったのを近くの電線からカラスが狙っていて、ツバメの親が警戒しているのを見たこともある。カラスのやつー(怒)。モズの親がどんなにやかましく鳴き立ててもお構いなしだったのがおそろしく、悲しかった。夕飯は手羽元のさっぱり煮だった。