2022年12月28日(水)晴れのち雨、かみなり
アンパンマンマーチの下品な替え歌があって、
歌い出し
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と勇気だけが
ともだちさ
の部分が
アンパンマン そこはだめよ
大事なところ
ソーセージ ミートボール
おいなりさんの皮〜 (ひじき)
だという下品な替え歌があって、初めて聞いたのは娘がもうすぐで小学生になるという年長の冬の半ばだった。下品な替え歌、いかにも小学生低学年らしくてほほえましー、と思いつつ、いやいやせめて小学生になるまではそういうの歌わないでほしかった、と、娘にそれを教えた同級生のハルくんを恨んだりもした。娘は「ねえ、これどういう意味の歌?」とたびたび聞いてきたが、しらんわからんと躱してるうちに、「わかった、おいしいお弁当の歌だ」と納得したようだった。そうだねえ、と返した。
時は流れ、一年生の終わりころ、この歌の意味わかったよ、と娘が言う。これは顔のパーツを表していて、ソーセージは鼻でしょ、ミートボールは目でしょ、おいなりさんの皮は…なんだろう顔の皮かな?、それでひじきは髪の毛!あ、まゆげ!!と言う。そうだねえ、と返した。
さらに時は流れ、最近になって娘は、ねえこの歌ってチンチンの歌じゃん、と気づいたようなことを言った。周囲の碌でもない男子たちに聞いたようだった。いかにも小学生だなぁ、と、その健やかなエピソードに感動した。娘はおもしろがって、以前にもましてよく口ずさむようになった。
そうしたら今度はむすこ一歳九ヶ月がこの歌を覚えてしまい、「♪アンパンマン、そこは~、(フンフンフーン)、かわ~♪」と一緒に歌うようになってしまい、(これ保育園では歌わないでほしいな…)とわたしは思うのであった。おもえばハルくんもお兄ちゃんから聞いたんだろうな。そのようにして替え歌というのは歌い継がれてゆくのだろう。