ルンバがきた

2022年2月15日(火)くもりのち雪

ルンバがきた。

まもなく育休が終わってフルタイム共働きの生活がはじまる。たいへんだってみんな言ってるけどわたしは絶対苦労したくない。少しでもラクしたくてお掃除ロボットの導入を検討し、電機屋に見に行ってみたけどイマイチ操作感がわからなかったのでレンタルを利用した。わたしにしては行動が早い。自由がきくのは今だけだという焦りがわたしを動かした。

お待ちかねのルンバ、起動したら音が大きくて赤が泣いた。掃除機だからうるさいのは納得なんだけど、うるさいうえに自分に向かってくるのが怖かったらしい。猫は無反応だった。ルンバは壁にぶつかり角度を変え、家具にぶつかり角度を変え、その角度がバラバラで、ちゃんとムラなく掃除してくれてる??、と不安になる。いちばん掃除してほしかった消しごむのカスはブラシが弾いて、床の上をぴょんと移動しただけだった。

23分掃除してルンバは基地に帰っていった。これ買う必要あるかな?、子にたずねる。子も消しカスぴょんを目の当たりにしてがっかりしているようだった。やれやれ、ルンバを点検しているとき、猫がテーブルの上の鉛筆削り器を落として、削りカスが床の上に散らばった。わたしはコード式掃除機を持ち出してそれを吸い、そのままルンバが掃除したばかりの部屋全体をもう一度掃除した。いにしえの姑みたい、と思った。すっきりした。

我が家にはすでにコード式掃除機とコードレス掃除機があって、ここにルンバを買って3台の掃除機を持つのはさすがに多すぎでしょ、と常々おもっていた。思えばコードレス掃除機は飛び散る猫砂をサッと吸うために買ったのだったが、猫砂は意外に重くてサッと吸うことかなわず、後日100均で箒とチリトリを買ってそれで掃除してるんだ。わたしの買い物っていつもそんな感じだ。それを思い出せただけでも、今回レンタルしてよかった。